グラフィック制作会社

「広告」を制作する会社の特徴と選び方 【グラフィック制作会社編】

グラフィック制作会社

前回、3つの依頼先として、広告代理店の場合をお伝えしましたが、今回は制作会社についてお話したいと思います。基本的に広告の「制作」をメインにしているため、広告代理店に比べて、媒体を扱うところが少ない(または無い)ので、広告媒体を多く活用されたい場合は、切り分けて広告代理店にお願いする形になるケースがでてくると思います。

制作会社の体系ですが、大きく「広告制作系」と「Web制作系」の2つにわかれており、また広告制作の分野では、さらに「エディトリアル広告」と、「グラフィック広告」の制作会社にわかれてきます。

今回はグラフィック広告と、エディトリアル広告の「広告制作系」についてお話します。

「広告制作系」とは?

まず、DTPのソフト(Adobe InDesign等)を使用して、膨大なページ数を作成するカタログや、雑誌等をメインで、継続案件を受注しているエディトリアルが主体のデザイン会社があります。

もうひとつは、デザイン系のソフト(Adobe Photoshopや、Illustrator等)を使用して、ポスターやチラシ、パッケージ、POP、ノベルティ等、単体ものを企画制作しているグラフィック広告が主体のデザイン会社になります。

※その他、書籍の表紙等を得意とする装丁のデザイン制作会社等もあり、細分化していくとあらゆる形のものがあります。

上記の両方をおこなっているところもありますが、私がいままで見てきた制作会社は、どちらかに限られているか、もしくはどちらかに比重が多いかのケースが多く、両方とも主力でまんべんなくできている制作会社は少ない印象です。


業務内容によって強みが異なる

おそらくですが、エディトリアル広告が主体の会社だと、カタログや雑誌は年間、月刊、週間とスパンが決まっており、締め切りも確実に決まっているので、期間にもよりますが、その他の案件を柔軟に受けにくい現状があります。

グラフィック広告主体のデザイン会社の場合は、逆にスポットで絶え間なく作業が入ったり、急遽急いで対応するケースも多いので、スケジュールがガチガチに決まっているものが受けにくい実情があります。

上記の制作内容は似ているようで、実は両極端な対応が発生するため、両方をうまくこなしていける制作会社は、ある程度の規模と実力、対応がないと難しいと思います。

強みがそれぞれあるので、依頼したい内容に合わせて、事前に依頼内容の確認やすり合わせ、また実績を確認しながら、検討することが重要です。


エディトリアル広告の制作会社

出版物(書籍や雑誌、カタログ等)の表紙や中面の構成を主に行う会社になります。

ある程度フォーマットが決まっていることが多く、その中でいかに枠のはまったデザインを柔軟にこなしていくかがポイントになるかと思います。

そのため、オペレーター的な作業の比重が多く、デザイン面を企画してクオリティをあげるというよりは、与えられた素材や内容を、うまく活用して紙面に最大限わかりやすさや読みやすさを訴求することが、主な作業になります。

しかし、デザインの見せ方が簡単なようで、意外に難しいことが多いです。

控えめにデザインすると、つまらない紙面になりますし、やり過ぎると全体の体裁が整わなくなったりするので、細かなところまでデザインの配慮をしつつ、いかに制作内容の世界観をこわさずに表現するかが主な作業になります。

※あと注意点としては、クライアントに合わせて、ソフト指定や、バージョン指定等を受けている制作会社もあるので、事前に確認をしておくべきポイントのひとつになります。

また文字校正がとても重要になるため、校正者がいるか、また費用はいくらかかるのか等、校正の体制も確認が必要です。


グラフィック広告の制作会社

基本的に広告の「制作」をメインにしているため、広告代理店に比べて、媒体を扱うところが少ない、または無く、どちらかというと、制作する内容を、立ち上げのところから、企画立案をおこなって、説得力のある内容と、デザインをいかに表現して、制作を進めていくかがポイントになります。

※広告代理店も同様に立ち上げから企画を行うこともありますが、どちらかというと、制作会社に、全て、または一部(デザインだけ、原稿だけのような形)を外注して、打合せ等では外部の方と一緒に参加して対応する場合が多いかもしれません。

依頼する場合は、デザインの完成度はもちろんですが、企画力が優れていますので、会社、または店舗の事業内容や、商品やメニュー等の訴求したい点をしっかりと伝えられるように資料等をまとめて、伝えられるようにすることがポイントになります。

準備をしておけば、訴求力が高まった満足度の高いものが仕上がるので、トータルでデザインの完成度を求める場合の選択として間違いないと言えます。

あと、印刷物等も最後の印刷納品まで対応してくれるところも多いので、手間が掛からず、全てお任せできるため、依頼しやすいポイントになります。


ディレクターとの相性がポイント

もし新規で制作会社を探す場合の気をつけたいポイントとしては、窓口となる制作ディレクターとの相性になります。

常にコミニュケーションをとることになりますので、自分とうまくやっていける方かどうかを見極めてから発注を行うことをおすすめします。

また、ディレクターが制作進行をおこなう場合の特性として、エディトリアルとグラフィックで特性がでてきます。


  • エディトリアル広告の場合

ある程度フォーマットが固められているため、原稿等の情報資料を丁寧に素早く整理して、スムーズに確認、共有できるかがポイントです。


  • グラフィック広告の場合

制作ディレクターの企画、アイデアの発想がとても豊かで提案力があるかどうかがポイントですが、コミニュケーション能力も重要です。


また、営業からディレクターになる方もいますが、クリエイター(デザイナーやコピーライター等)からディレクターになる方がほとんどですので、個性豊かなタイプの方が多いのも特徴のひとつとして挙げられると思います。

そのため、相性が良くなる場合もあれば、全く合わない場合もありますので、自分にとってやりやすいかどうか、見極めがとても重要になります。

割り切って、できるだけ安価で、思い通りのセンスの良い広告のデザインが仕上がれば、誰でも良いという考えもありますが、制作ディレクターとのコミニュケーションがうまくいかなければ、継続はなかなか難しいと思います。


まとめ

オペレーター型か、企画立案型かを見定めて、対応してもらえる曜日や時間の確認も行った方が後々スムーズです。

あと、誤植等のケアレスミスが多発しやすいので、そのあたりの修正頻度も事前に確認できるようだったら、しておいた方がいいかもしれません。

また、制作ディレクターとの相性やコミニュケーションもしっかり考えておくことが必要です。


イメージバナーのできること

紙媒体を中心に、パンフレット、カタログ、チラシ、ロゴ、ポスター、名刺等あらゆるツールの企画、デザイン制作から、印刷納品までトータルで対応しています。

撮影や原稿作成も含めて、全てを一から制作することが多いのですが、単発でのデザイン制作(撮影素材や原稿があり、デザインだけを作成する等)でも対応しています。

経験を活かしたデザイン広告の制作を軸にして展開しているので、単発のお仕事でも、ボリュームのあるお仕事でも、一番効果的な発想を持って、幅を持って考えることができるため、ムダの無い取り組みで対応がしやすい環境を日々構築しています。

また、見た目だけの企画、デザインだけではなく、紙質やPOP等のプロダクト的な提案も含めて、コストに合わせた形で進めており、Webサイトと連動させることで、企画構成面やデザイン、画像素材、データの共有等、あらゆる部分でさらに効率よく制作を進めていくことができます。