テレワークに最大限活かせる集中力

テレワークを最大限に活かせる集中力

テレワークに最大限活かせる集中力

このブログは、デザインや広告媒体を、初めて依頼したい、または別の外部制作会社に依頼したい、と考えている方に向けて内容を考えて掲載していますが、今回は少しおもむきを変えて、クリエイターとして、いかに作業時間をさえぎることなく、有効に無駄なく作業を進めているかをお伝えしたいと思います。

劇的に集中力が増加する方法とは?

企画室や、企画開発部、マーケティング部に宣伝部、広報部、販売促進部といった部署では、実際に会社に出向かないといけない場合もあると思いますが、テレワークが完全に実施できる、一部対応できる部署もでてきているようです。(コロナ禍前に、もう対応されているところも多いと思います)

そのテレワークを実際に自宅で業務を行う際に問題になるのが集中力です。特に職場には無い誘惑が、目の前にいくつもひろがっているので、社内と自宅の気持ちのバランスを取るのは、とても難しいと思います。

※今回は、誘惑についてのみお伝えしていますので、炊事や洗濯等の家事や、お子様の送り迎えといった対応には効果は限定的かもしれません。

そのため、普段生活している拠点が仕事の環境に変わって、気持ちがなかなか対応しきれないとよく聞きますが、ちょっとしたコツで、集中力を高めることができるので、テレワークの需要が高まっているいま、有効に活用できる効果を出す方法3つを紹介します。


テレワークの心理的、身体的な課題とは

まず、テレワークの心理的、身体的な課題として、アドビシステムズが調査を行った2020年3月の調査結果を見ると、いくつか項目があがっているのですが、上位5つがこちらの内容でした。

  1. 同僚とのコミュニケーション量が減る(38.4%)
  2. 時間管理が難しい(30.0%)
  3. つい仕事以外のことをしてしまう(28.6%)
  4. 運動不足になる(26.8%)
  5. 集中力が続かない(24.2%)

1つめのコミュニケーション量と、4つめの運動不足は、デスクワークの業務に直結した課題ではあまりないので、今回の記事からは除いて、2つめの時間管理と、3つめの仕事以外のことをしてしまう、5つめの集中力の3点について、効果的な方法をお伝えします。


課題の解決方法は3つ

私も独立してからは、基本テレワークで仕事をおこなっていたので、この3点については、長年の課題でした。

特に集中力が無いので、ひどいときには、パソコンの前にいながら、結局一日中何もデザインの仕事が手につかなかったこともしばしばありました。

変わらなきゃと思いつつ、いろいろ本を読んだりして、試して実践していたのですが、どれも複雑だったり、めんどくさくなったりで長続きしません。

それが3つの方法で、劇的に私は変わることができました。

その3つとは冒頭の目次で記載していた、

・モノクロテクニック(スマートフォンの誘惑を解決)

・ポモドーロテクニック(PCの誘惑を解決)

・5テクニック(それ以外の誘惑を解決)

です。

この方法は長続きしなかった私でも続けることができた、選りすぐりの方法ですので確度は高いですし、どれも秒でできる、本当に簡単すぎるテクニックなものばかりですので、一度試してみてほしいと思います。


モノクロテクニックとは

テレワークを始めてまず集中力を阻害されるのは、常に手元にあるスマートフォンです。

職場の環境と異なり、自宅ではいつでも見ることができる環境になるので、まずこのスマートフォンからの誘惑をできるだけ抑えることが重要です。方法は、簡単で画面をモノクロに設定するだけです。

※最近のスマートフォンではほとんど対応しており、ネットでモノクロにする方法も詳細に掲載されています。

設定し終わってから、画面を見ていただくと、カラー表示の時より、格段に誘惑がなぜか下がると思います。興味のあるものがモノクロになると、あまり見たいとも思わなくなります。

また、仕事で必要な確認事項も、私はメール等、文章が中心ですので、スマホで見る分には、さほど影響もでていません。人によるのかもしれませんが、触ったり見たりすることが半分以下には確実に減りそうです。

画面をモノクロにしてからは、「何で白黒??」「故障??」と、違う意味で興味を持たれてしまいますが。。


モノクロテクニックのメリット

また、他にもいろいろとメリットがあるように感じたことがありました。


  • 電子書籍が読みやすく感じる

よく電子書籍を購入するのですが、画面がずっとモノクロなので、眼がなれているせいか、中身を読み進める際、スムーズに読めて、頭にも入りやすいと感じます。


  • 眼の負担が少なくなる

上記のこともあるのだと思うのですが、色が無いため、眼がチカチカせず、負担が少ないように思います。


  • アプリを立ち上げようという気にならない

触っていても、他のアプリを立ち上げたいと思わないので、特に必要の無いアプリをひらくこともなく、ムダな時間を割くことが減りました。


  • 充電回数が減る

実際にはかっているわけでは無いので、おそらくですが、なんとなく電池の持ちが良いように感じます。


このように、モノクロにするだけで私は劇的に効率よくスマートフォンを利用できるようになりました。本当におすすめです。


ポモドーロテクニックとは

スマホからの誘惑を断ち切っても、実際テレワークをおこなっている時間は、パソコンと向き合っていることがほとんどだと思います。

会社から支給されているもので、中身も厳重に管理されている場合は、さほど問題も無いのですが、会社側に監視されていないパソコンだったり、自分自身のパソコン、また会社用のパソコンとは別のパソコンがあったりすると、結局自由になってしまいます。

カフェ等で仕事をしている場合だと周りの環境もあるので仕事に集中しやすいですが、なんせ自宅なので、たちまちサボってしまうツールになってしまいます。

そんなパソコンの誘惑に有効なテクニックが、この「ポモドーロ・テクニック」です。簡単に言うと時間をしっかり管理するためのテクニックです。

ネットで検索してもらうとたくさん出てきますので、詳細は検索からでてくる情報を元にやってもらえたらと思いますが、簡単でわかりやすく、とても実践しやすい方法です。

その方法は、25分集中して仕事をする時間と、その後に5分休憩して、また同じことを繰り返します。単純にこれだけです。


ポモドーロテクニックの使い方

この繰り返しの時間をどういう形で使うかは人それぞれ異なると思うのですが、私はパソコンに向かって、25分間とにかく仕事を無理矢理にでも、こなし続けます。

タスク管理を併用する形が望ましいようですが、私は混乱してしまいそうなので、いまのところやっていません。

5分の休憩は、コーヒーを作ってデスクで飲んだり、ニュースサイトを見たり、トイレに行ったり(泌尿器科の先生によれば、かなり我慢するとしても、体に全く悪影響は無いそうです)、自由に過ごします。

これを繰り返していると、ちょうど集中力の切れる手前で休憩になるので、とても良いサイクルができあがって、仕事がうそみたいな捗り方になりました。

でも、いちいちタイマーをセットするのもめんどくさいと思うかと思いますが、時間をちゃんと計ってくれるスマホのアプリがあるので、探して自分に合うのを見つけてみると良いです。

私は、常にChromeのブラウザを立ち上げっぱなしなので、機能拡張の「Strict Workflow」というのを活用しています。

これが優れもので、右上にトマトのアイコンが表示されて、分数もちゃんと表示されます。(秒になるとカウントになります)

時間になると、アラームが鳴るので、必ず気づきますし、集中時間は赤いトマトのアイコン、休憩の時はまだ熟れていない緑のトマトアイコンになり、見た目でもいまどっちの時間なのかが、判別つきやすくなっています。

これを導入してから、良い意味で時間に管理されている気持ちが続いているので、作業がとても捗るようになりました。


ファイブテクニックとは

上記でスマホとパソコンの誘惑から守る方法をお伝えできましたが、それ以外の誘惑もいろいろとあると思います。

ごはんを食べた後ゆっくりしたい、家族と話しをしているとついつい長くなってしまう、気が緩んで眠くなってくる、テレビを見てしまう、マンガや雑誌をつい読んでしまう、ゲームをしてしまう等々、自宅にいるだけで、誘惑の多さが桁違いに増えてしまいます。

これを解決するのがファイブテクニックです。

1つめと2つめにお伝えした形とは異なり、気持ちの切り替え方を実践する補方になります。

これはなんでも「5」の規則を作って自分を行動させるやり方です。

といっても、よくわかりませんよね。


ファイブテクニックのやり方

例えばこんなことです。

・仕事を始めないといけないと思ってから5秒以内にデスクに向かう。

・連絡をしないといけない場合、5秒以内に電話をかける。

・休憩したい場合、あと5分だけ仕事をやり続ける。

・メールの返信文が途中なら、あと5行だけ打つ。

・書類に目を通さないといけない場合、あと5枚だけ確認する。

こういった小さなタスクをクリアし続けると、自分を信じることができて、コントロールをしっかりできるようになるみたいです。私はこれも実践してみたら、とても効果がありました。

最初は、小さなめんどくささが常にあったのですが、やり続けているとなんだかあれもこれもクリアしたくなってくるようになりました。

仕事以外にも、ランニング行きたくないなぁと思った時に実践したら、もう体が動かざるおえないので、続けられるようになったり、お風呂に入るのめんどくさいなぁと横になってても、お風呂に向かってしまえば、もう戻ることはないので、そのまま入れるようになります。

何かと達成感が常にでてくるので、テレワークで気持ちがなまってしまいそうな時には是非試してもらえたらと思います。


簡単に実践可能

以上の3つの方法を使うことで、PCにも、スマホにも、子持ちの誘惑にも打ち勝ちやすく、作業をそつなくこなして進めることができてくると思います。

最初はなかなか適応することが難しいかもしれませんが、とても簡単に実践できるので、一度試してみてみる価値はあると思います。

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