「チラシやWebサイトをつくりたいけど、制作会社に頼めばいいの?それとも広告代理店?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
どちらも「広告やデザインをつくってくれる会社」ではありますが、実は得意なことや役割が少しずつ違います。
この違いを理解しておくと、目的に合った依頼先が見つけやすくなり、プロジェクトもスムーズに進みます。
今回は、制作会社と広告代理店の違いをわかりやすく整理しながら、どちらに依頼するのが適しているかを判断するポイントをご紹介します。

制作会社とは?
制作会社は、チラシやパンフレット、Webサイト、動画などの「制作そのもの」を担当する会社です。
実際に手を動かしてデザインやコーディングを行い、目に見えるカタチをつくるのが役割です。
主な特徴
- 実制作のプロフェッショナルが在籍(デザイナー・コーダー・動画編集者など)
- クライアントと直接やりとりしながら進行することが多い
- 制作物のクオリティや細部へのこだわりに強い

広告代理店とは?
広告代理店は、テレビCMや新聞・雑誌、Web広告など、「広告の企画・戦略」を考える会社です。
どこに・どんな形で広告を出すかをプランニングし、その後、制作会社などと連携して進めていきます。
主な特徴
- 広告全体の設計(予算配分・メディア選定・運用など)に強い
- マーケティングやプロモーションの視点を活かした提案が可能
- 実制作はパートナー会社に外注することが多い

どちらに頼むべき?
判断ポイントは「目的」
制作会社と広告代理店は、いわば“チームの役割”が違います。
どちらに依頼するかは、「自分たちが何を求めているか」によって変わります。
制作会社に向いているケース
- デザインや動画などの完成物そのものにこだわりたい
- 広告の出稿ではなく、まずはパンフレットやWebサイトをしっかり整えたい
- 予算を抑えながら質の高いものを作りたい
広告代理店に向いているケース
- 商品やサービスをどこでどうPRすべきかから相談したい
- 複数の媒体(テレビ・新聞・Webなど)をまたいで戦略的に広告を打ちたい
- 予算管理やマーケティング全体の設計を任せたい

比較表で見る、両者の違い
項目 | 制作会社 | 広告代理店 |
---|---|---|
主な役割 | 制作・実装 | 企画・戦略・広告運用 |
得意分野 | デザイン・Web・動画など | マーケティング・広報全体 |
やりとり | 制作者と直接 | 営業担当やプランナー経由 |
制作費 | 比較的リーズナブル | 全体予算に応じて高額になることも |
スピード感 | 短納期に対応しやすい | 複数社との調整で時間がかかることも |
両者の“いいとこ取り”もある?
最近では、小規模な広告代理店が制作まで一括対応するケースや、制作会社の中に広告運用に強いスタッフが在籍するケースもあります。
また、大手企業では「広告代理店+制作会社のタッグ」で進めることもあります。
どちらか一方にこだわらず、目的に応じてうまく使い分けるのも、ひとつの選択肢です。
まとめ|大事なのは
「目的に合ったパートナー選び」
制作会社と広告代理店。どちらも魅力があり、役割も大切です。
大事なのは、「何を達成したいのか」「どんなサポートがほしいのか」を整理すること。
もし判断が難しい場合は、まず制作会社に相談してみるのも、ひとつの方法です。
具体的な提案を受けながら、必要であれば広告代理店とも連携して進めることができます。