依頼して終わりじゃない!“共創”が鍵の制作プロセス

「デザインや広告は、お願いしたらあとは仕上がりを待つだけ」と思われることが多いかもしれません。
でも、私たち制作会社が日々感じているのは、「どんなに見た目がきれいでも、本当に伝わるものをつくるにはお客様との対話が欠かせない」ということ。

良い制作物は、「依頼」と「納品」だけの関係ではなく、その間にある「一緒に作り上げるプロセス」から生まれると考えています。


共創とは「一緒に考えて、一緒に作る」こと

共創とは、お客様と一緒に考えながら作り上げることを意味します。
完成したもののデザインや見た目以上に、「誰に伝えたいのか」「どんな気持ちを届けたいのか」といった根本の部分を共有することがとても大切です。


対話が引き出す「本当の想い」や「隠れた魅力」

最初の打ち合わせ(ヒアリング)の中では、「何を作りたいか」だけではなく、「なぜ作りたいのか」「どんな背景があるのか」といった深いところまで話を聞くようにしています。
この対話の中で、お客様自身も気づいていなかった思いや、伝えたい本当の価値が見えてくることがよくあり、そうした「気づき」が、最終的な仕上がりに大きく影響します。


一緒に進めるための具体的な工夫

私たちが共創を大事にするために、以下のような工夫をしています。

  • 課題や不安に感じていることを細かくヒアリングする
  • 実際の事例やイメージを見せながらすり合わせを行う
  • 修正提案のときは「なぜこの提案をするのか」まで説明する
  • 言葉だけではなく、スケッチや簡単な図で共有する

こうした工夫で、同じ方向を見ながら進めることができます。


共創で生まれる「納得感」と「伝わる力」

共創によって作られた制作物は、お客様にとって「自分たちで一緒に作った」という実感が生まれ、この納得感があると、完成したものを人に伝えるときに自信が持てるようになります。

さらに、その自信は「伝わる力」を強くするので、見る人にとっても、作り手の思いや背景が伝わることで、情報以上の共感が生まれると考えています。


まとめ:一緒に作るからこそ育つ信頼と価値

制作物の価値は、完成した見た目だけで決まるわけではありません。
一緒に考え、悩み、決めていくプロセスこそが、信頼を育て、企業やブランドの価値を高めると考えていますので、「依頼して終わり」ではなく、「一緒に作る」視点を持つことで、もっと伝わりやすく、もっと愛されるコンテンツが生まれると感じます。