動画やブログを続けていると、
「最初に何を言えばいいのかわからない」
「毎回あいさつが違ってしまう」
そんな悩みを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、発信の最初の言葉をそろえることで、見る人の記憶に残りやすくなり、たった数秒、数行の言葉でも、それが“あなたらしさ”を伝える合図になります。
今回は、あいさつを統一することで生まれる効果と、覚えてもらえる発信につながる理由を、制作会社の視点からお伝えしていきます。

1. 最初のひと言は“あなたの顔”になる
動画でいえば最初の数秒、ブログでいえば冒頭の数行は、発信者の印象を決める大切な場面。たとえば、毎回同じ笑顔で「こんにちは、〇〇です」と始まる動画を見たとき、視聴者はその一言を聞くだけで「あ、この人だ」と安心します。
人は“聞き慣れたもの”に心を開きやすいといわれています。
最初のひと言をそろえておくことで、「この人の発信だ」とすぐに気づいてもらえるようになり、その積み重ねが、ブランドへの信頼や親しみを育てるきっかけになっていくのではないでしょうか。
2. あいさつを統一することで生まれる3つの効果
① 覚えてもらえるようになる
同じあいさつを続けると、「この人=この言葉」という印象が自然に定着。
テレビ番組の決まり文句のように、繰り返し耳にすることで親しみが深まっていきます。
② 安心感と信頼感が生まれる
トーンが安定している発信は、受け取る側に“落ち着き”を感じさせます。
「この人の発信はいつも心地いい」と思ってもらえると、ファンとして関わりが長くなるきっかけにもつながります。
③ ブランドの一貫性が生まれる
企業アカウントの場合、複数の人が投稿していても、冒頭の言葉がそろっていれば印象が統一されますので、どんな内容でも“その会社らしさ”が自然に感じられるようになります。

3. “いつものひと言”をつくるコツ
あいさつを考えるときは、背伸びをせず、自分が自然に口にできる言葉を選ぶのがおすすめ。丁寧すぎるよりも、少し力を抜いたトーンのほうが人の心に届きやすくなります。
たとえば次のような始め方はいかがでしょうか。
・「こんにちは、〇〇です。今日も見てくださってありがとうございます」
・「どうも、〇〇の△△です。今日のテーマを紹介しますね」
・「いつもありがとうございます。今日は少し違う話をしてみます」
最初の一文が定まると、そこから言葉が自然に流れ始め、それが毎回の“リズム”になり、見る人にとっても「この人の投稿が始まったな」と感じられるようになります。
制作会社が大切にしている視点
動画やブログの構成を考えるとき、私たち制作会社は冒頭の言葉をとても大切にしていますが、それは、どんなトーンで始めるか、どんなテンポで伝えるかによって、発信者のキャラクターや想いの伝わり方が大きく変わると感じているからです。
あいさつを重ねていくうちに、それが発信者の印象として定着し、見る人との関係づくりにもつながっていきます。
“はじまりの言葉”を一緒に整えながら、発信者の魅力を自然に引き出していくこと――それが私たち制作会社の大切な役割のひとつだと考えています。
まとめ
発信の中で、最初のひと言は小さな部分に思えるかもしれません。
けれど、その一言こそが見る人の心に残り、発信者を思い出してもらう“きっかけ”になると考えています。
内容を考えるのが大変なときこそ、まずはあいさつを決めてみてはいかがでしょうか。
その言葉が整うことで、発信のトーンが定まり、ブランドの印象も自然とまとまっていきます。
もし「どんな言葉が自分に合うのか迷っている」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたらしい“最初のひと言”を一緒に見つけながら、見る人の心に残る発信づくりをお手伝いできればうれしく思います。