チャットツール(SlackやChatworkなど)を導入して便利になった反面、
「指示がキツく聞こえていないか」
「チームに冷たい印象を与えていないか」
と不安になることはありませんか。
対面なら笑顔や声のトーンで補える情報が、文字だけになると「業務的な冷たさ」として受け取られてしまうことがあります。
今回は、ほんの少しの工夫でチームの風通しを良くする「チャットの作法」についてお話しします。

1. 冒頭と末尾に「一言」を添える
効率を求めすぎると、つい「例の件、どうなりましたか?」といった、用件だけのメッセージになりがちです。
これを、ほんの少し「相手への配慮」を混ぜるだけで、受け取り手の印象はガラリと変わります。
- 冒頭:「お忙しいところ失礼します」「先ほどは会議ありがとうございました」
- 末尾:「急ぎませんので、お手すきの際で構いません」「助かります」
こうした「一言」は、無駄な手間ではなく、円滑に仕事を進めるための潤滑油だと考えてみるといいかと思います。
2. 「リアクション機能」を積極的に使う
チャットには、メッセージに対して絵文字で反応する「リアクション機能」があります。
「わざわざ返信するほどではないけれど、確認したことを伝えたい」という時に非常に有効です。
- 「了解しました」の代わりに「チェックマーク」や「OK」の絵文字。
- 「ありがとうございます」の代わりに「お辞儀」や「拍手」の絵文字。
「ビジネスで絵文字なんて……」と抵抗を感じるかもしれませんが、「自分のメッセージが読まれた」ことが可視化されるだけで、スタッフの安心感は大きく高まります。
3. 「何気ない共有」を肯定する雰囲気を作る
チャットを「報告・連絡・相談」のためだけの場所にしてしまうと、どうしても空気感が硬くなります。
時には、以下のような「小さな共有」を経営者自ら発信してみるのも一つの手です。
- お客様からいただいた感謝の声
- 現場で見つけた、ちょっとした良い変化
- 最近読んで役に立った記事の共有
こうした発信は、単なる雑談ではありません。チーム内に「発言しやすい空気(心理的安全性)」を育てるための、大切な投資になります。

まとめ
デジタルなツールを使っても、その先にいるのは人間同士。
あなたの「ちょっとした配慮」は、画面越しでも必ずスタッフに伝わり、結果として組織の力を高めることにつながります。
「正しく伝えること」も大切ですが、それ以上に「安心して働ける空気」を作っていくことこそが、チームの信頼関係を育む土台になります。