ニッチな業界だからSNSは無理?「作業日報」を「物語」に変えるだけで反応は変わる

「これは絶対、多くの人に響くはずだ」

制作会社としてお客様のお手伝いをさせていただいていると、そんな風に手応えを感じる瞬間があります。

でも、そんな自信作に限って、公開してみると驚くほど反応がない…。 皆さんは、そんな経験ありませんか?

実は私たちも過去に、その壁にぶつかったことがあります。今回は、私たちが失敗から学んだ、ニッチな業界でもSNSでファンを作るためのポイントについてお話しします。


「40歳からの弟子入り」は、なぜ届かなかったのか

以前、ある製造業(町工場)のクライアント様を担当させていただいた時のことです。 そこで取り上げたのが、「40歳で異業種から転職してきた新人職人さん」のエピソードでした。

未経験からのスタート。体に染み付くまでの修行。家族を支える責任感。

お話を聞いた私たち自身、「すごい…!」と心が震えました。「この挑戦する姿は、きっと多くの人の背中を押すに違いない」と確信して投稿を作りましたが、結果は「無風」。 社内の方や取引先が「いいね」をしてくれただけで、広く拡散されることはありませんでした。


「ジャンルのせい」にするのは、思考停止だった

当時の私たちは、恥ずかしながらこう考えて自分たちを正当化しようとしました。
「まあ、伸びにくいジャンルだし」
「そもそもインスタに向いてない業界だよね」

伸びない理由を「ジャンル」や「業界」のせいにするのはとても簡単。そう考えれば、「自分たちの力不足」と向き合わなくて済みます。

でも、本当にそうでしょうか? 「40歳からの再挑戦」というエピソード自体は、決してつまらないものではありません。むしろ、誰にとっても普遍的な「人生のドラマ」です。

私たちは、「翻訳の仕方」を間違えていたことに気づきました。


「作業日報」を「物語」に変換する技術

当時の投稿を見直すと、そこにあったのは「事実の羅列」でした。

  • 40歳で入社しました。
  • 今日は○○の加工技術を学びました。
  • 毎日頑張っています。

これでは、まるで「作業日報」です。 知らない人の日報を、わざわざ忙しい合間に読みたい人はあまりいません。

SNSを見ている人が求めているのは、情報の羅列ではなく、「心の動き」「物語の続き」なのかもしれません。

「もうダメかもしれないと思った夜」
「それでも作業台に向かった理由」

ただ事実を並べるのではなく、「その時、どんな感情だったのか」にフォーカスを当てて、ドラマのワンシーンのように見せる。そうして初めて、「この人の話をもっと聞きたい」と思ってもらえるのではないでしょうか。


御社の「埋もれた物語」、私たちが発掘します

「うちの業界は地味だから…」 「技術的な話ばかりで、一般ウケしないから…」

もし、あなたも「うちの業界は地味だからSNSは無理だ」と諦めかけているとしたら、少しだけ立ち止まってみてください。

その商品やサービスにある「いい話」が、単なる「説明書」や「報告書」になっていませんか? 伝え方を少し変えるだけで、それは誰かの心を動かす「物語」に変わるかもしれません。

お困りの際は、ぜひイメージバナーにお気軽にお問い合わせください。 単なる運用代行ではなく、あなたの会社だけのストーリーを一緒に考え、伴走させていただければと思っています。