「毎日頑張って投稿しているのに、思ったような反応がこない」
「時間をかけて作ったのに、いいねが増えずに落ち込んでしまう」
そんな小さなモヤモヤを抱えたことはありませんか。
続ければ変わるはずなのに、変化が見えなくて不安になることもあると思います。誰かの伸びている投稿を見て、自分だけ止まっているように感じてしまう瞬間もあるのではないでしょうか。
私自身も何度も同じような気持ちを経験し、悩みながら続けてきました。
今回は制作会社としてSNSに関わってきた経験もふまえながら、反応が伸びない時期にも意味があることについてお話ししたいと思います。

続けることで見えてくる小さな変化
反応が落ち着いていても、投稿を続けていると内側では少しずつ変化が起きています。積み重なっていく変化の一例を挙げてみます。
・文章が自然とまとまりやすくなる
・伝えたいことが言葉にしやすくなる
・投稿のリズムがゆっくり整ってくる
数字には表れなくても、経験が少しずつ蓄積されていくのではないでしょうか。私自身も後から振り返った時、伸び悩んでいた期間にこそ大事な基礎が育っていたと感じます。

伸びない時期は、試すきっかけになる
反応が少ない時は、気持ちに少し余裕が生まれることがあります。そのタイミングは、無理なく新しい施策を試せる機会でもあるように思います。
たとえば次のような工夫があります。
・写真のトーンを少し変えてみる
・言葉づかいをやわらかくしてみる
・投稿する時間帯をいつもと変えてみる
ざっくりとした見直しでも十分で、こうした小さな一歩が、自分のアカウントに合ったスタイルにつながっていくように感じています。

少なくても届いている人がいるということ
反応が少ないと、誰にも届いていないように感じることがあります。でも、数字にあらわれない形で受け取ってくれている人は、確かに存在しているように思います。
たとえば
・いいねをつけなくても、そっと読んでくれている人
・言葉には出さなくても、投稿を参考にしてくれている人
・何かのタイミングでふと思い出してくれる人
SNSの反応は、すべてが数字になるわけではありません。投稿をきっかけに気持ちが動いたり、考え方が変わったりすることは確かに起きています。
私自身、あまり見られていないと思っていた投稿が、後から相談につながっていた経験が何度もありました。数字には残らなくても、発信は静かに届いているのではないでしょうか。

SNSは波のように調子が変わります。反応が増える時もあれば、伸びない時もあります。どちらも自然な流れだと感じます。
大切なのは、成果の大小にとらわれすぎず、自分に続けられる形を保つことだと思います。発信は積み重ねるほど質が安定し、必要な人に届きやすくなると感じています。
数字だけでは測れない効果もあるため、無理のないペースで少しずつ続けていく視点を持てると良いのではないでしょうか。
私たち制作会社も、そんな発信がより伝わりやすくなるよう、これからも丁寧にサポートしていければと思います。