「頑張って投稿しているのに、閲覧数が伸びない」
「SNS経由の問い合わせがない」
新しい集客施策としてSNSに取り組む際、こうした壁にぶつかり、運用の意義に悩まれる企業は少なくありません。
周りの会社が多くの「いいね」を集めているのを見ると、「自社のやり方が間違っているのでは」と不安を感じることもあると思いますが、日々の積み重ねは、確実に会社の力になっています。
SNSが自社にもたらす本当の価値は、「目に見える数字」だけでは測れません。
毎日の更新をただの業務で終わらせるのではなく、自社の確かな資産として育てていくための「3つの視点」をご紹介します。
「直接の問い合わせ」だけを成果にすると
行き詰まる理由
SNSを始める際、「売上アップ」や「問い合わせの増加」を目標にするのは当然のこと。
しかし、これだけを成果の基準にすると、日々の更新が「ただの負担」になってしまいます。
なぜなら、お客様が自社を知ってから「ここに相談しよう」と決心するまでには、長い検討期間があるから。
例えるなら、初めて入るお店の前に立ち、外から少し様子をうかがっている状態です。
SNSは、その「少し様子をうかがっている」お客様に、時間をかけて安心感を届けるためのツールです。
閲覧数によらない、
SNSの「3つの見えない成果」
では、直接的な問い合わせや「いいね」の数以外で、どう成果を捉えればよいのでしょうか。
実は、日々の投稿は確実に会社の資産として積み上がっています。
1. 会社の「温度感」を伝える生きたカタログになる
ホームページの整った文章だけでは伝わりきらない、社内の雰囲気やスタッフの人柄。 日々の投稿からにじみ出る温度感や人間味は、お客様にとって大きな安心感に繋がります。
「この会社の人たちは、こんな想いで働いているんだな」 そう感じてもらうこと自体が、立派な集客への第一歩です。
2. 「いざという時」の強力な後押しになる
お客様が実際に問い合わせをする前、必ずと言っていいほど「どんな会社だろう?」と調べます。 その時、定期的に更新されているSNSがあることで、「現在もきちんと活動している信頼できる会社だ」と安心してもらえます。
つまり、SNSは「問い合わせの最後の一歩を後押しする役割」を、見えないところで静かに果たしているのです。
3. 社員にとっての「誇り」や「気づき」の機会になる
お客様に向けて何を発信しようかと考えるプロセス自体が、自社の良いところを客観的に見つめ直すきっかけになり、当たり前だと思っていた日々の業務の中に魅力を見出し、従業員自身が仕事に誇りを持てるようになることも、組織にとっての素晴らしい成果だと考えます。

「今日も目立った反響がなかった」と焦る必要はなく、 あなたが今日発信した一つの投稿は、未来のお客様の心に確実に届き、少しずつ信頼の種を蒔いています。
数字のプレッシャーから少し離れ、「自社の良さを知ってもらいたい」という基本に立ち返ることが、息の長い運用のコツです。