SNSで反応がないのは「広告」に見えるから?共感を呼ぶデザインと発信術

「SNSで企業の情報を発信しているけれど、どうも広告っぽくなってしまって、フォロワーの反応がイマイチ…」

そんなお悩みをお持ちではないでしょうか?

真面目に商品やサービスを紹介すればするほど、ユーザーからは「また宣伝か」と思われてしまい、投稿がスルーされてしまうのは、本当にもったいないことだと思います。

一生懸命考えたデザインや広告のビジュアルも、伝えたい人に届かなければ意味がありません。

今回は、企業SNSでユーザーに嫌がられずに共感を呼ぶための、広告っぽさを減らすコンテンツの考え方についてご紹介します。


ユーザーの視点に立って「公式感」を緩める

SNSは、基本的にユーザーが「楽しい」「面白い」「役立つ」情報を見に来ている場所です。

そこに、完璧に整えられた企業広告のような投稿ばかりが並ぶと、つい身構えてしまう心理的ハードルが上がってしまうのではないでしょうか。

  • カチッとした製品写真よりも、開発者が試食しているオフショット
  • 専門用語が並んだ商品説明よりも、お客様からの素直な質問への回答

このように、少しだけ「公式感」を緩めて、投稿のトーンを親しみやすいものにすることから始めてみるのがおすすめです。

完璧を目指さず、ざっくりとした等身大の情報を出す方が、かえって共感を呼ぶことにつながります。


「お得な情報」から「役立つ情報」への転換

企業がSNSで発信する情報の多くは、「新製品が出ました」「今だけ〇〇%オフ」といった、お得な情報に偏りがちです。
もちろんこれらも大切ですが、それだけでは「売り込み」の印象が強くなってしまいます。

そこで意識したいのが、ユーザーが抱える課題を解決する「役立つ情報」の発信です。

  • 商品の使い方をかんたんに紹介するグラフィックや短い動画
  • 業界の裏側や豆知識といった、思わず誰かに教えたくなる情報
  • 商品とは関係ないけれど、フォロワーの日々の生活に役立つ情報

この工夫一つで、ユーザーにとっての投稿の価値が「買わないと損」から「見ておいてよかった」に変わり、企業アカウントをフォローし続ける理由になると考えます。


ストーリーと感情をデザインする

SNSでの発信は、単なるデザインされた情報だけではなく、ストーリーを伝えるための道具として捉えることもできます。

商品やサービスが生まれるまでの熱意や失敗談、お客様の喜びの声などを、親しみやすいデザインで発信するのも効果的で、人の感情に訴えかける投稿は、広告という枠を超えて、共感や信頼を生み出します。


制作会社はお客様の「らしさ」を見つけて
デザインに落とし込むパートナー

企業SNSの運用は長期戦であり、自社だけで全てを行うのは非常に大変な作業だと思います。

制作会社は単に綺麗なデザインを作るだけでなく、お客様の伝えたいメッセージや、企業が持つ独自の魅力(らしさ)を客観的に見つけるパートナーです。

SNS投稿のグラフィックデザインからWebサイトへの導線設計、投稿内容の企画までお客様に寄り添いながらサポートさせていただき、広告っぽさを減らして、自然体で魅力が伝わるコンテンツ作りを一緒に目指していきたいと考えています。


まとめ

企業SNSで広告っぽさを減らす秘訣は、「完璧な企業」ではなく「親しみやすい人」として振る舞うことではないでしょうか。

ご自身の企業の持つ温かみや情熱は、必ずフォロワーの心に響くはずです。