「動画や写真は一生懸命作っているけれど、概要欄には何を書けばいいのかわからない」
「結局、いつも『見てね!』とハッシュタグだけで終わってしまう」
SNSの投稿で重要だと言われる概要欄ですが、書くのが難しいと感じていたり、いつも同じになってしまっていませんか?
実は、SNSの概要欄(キャプション)は、実店舗でいうところの「店員さんの添えの一言」や「商品のポップ」と同じくらい重要な役割を持っています。
今回は、主要な3つのSNSでの「概要欄の役割」と、それぞれの媒体に合わせたコツについてお伝えします。

概要欄は「お店の接客」と同じ
デザインや動画で「おっ、良さそう!」と興味を持ってもらった後、お客様が「もっと詳しく知りたい」と思って目を向けるのが概要欄です。
たとえ写真がどれだけ綺麗でも、説明が全くないお店だと「この商品はいくら?」「どこで買えるの?」と不安になって、お店を出てしまうと思います。
逆に、概要欄がしっかり整っていると、お客様の「知りたい」という気持ちをスムーズに「問い合わせ」や「来店」へと繋げることができます。
【プラットフォーム別】
意識すべき書き分けのポイント
SNSによって見ている人の属性は異なるので、それぞれに合わせた工夫が必要になります。
YouTube:しっかり教える「説明書」
YouTubeの概要欄は、Googleなどの検索にも大きく関わります。
- 最初の3行に命をかける: 「もっと見る」を押さなくても見える冒頭に、一番伝えたいこと(サイトURLや結論)を書くと効果的です。
- タイムスタンプ(目次)を活用: 「02:30 〇〇のやり方」のように時間を打つと、親切な「しおり」になります。 「情報の整理整頓」を意識することが、信頼感に繋がります。
Instagram:共感を生む「お手紙」
Instagramの概要欄は、流れてくる画像や動画に心が動いた人が読んでくれることが多いです。
- 1行目で心をつかむ: 「これ、私のことだ!」と思ってもらえる問いかけから始めます。
- 適度な改行で読みやすく: スマホで読むので、文字がぎっしり詰まっていると、それだけで「また今度でいいや」と思われてしまいます。「読み心地の良さ」が、ファンを作る秘訣になります。
TikTok:一瞬で伝える「キャッチコピー」
TikTokはスピード勝負なので、長々と書くよりも、短い言葉で「続き」を期待させることが大切だと言われています。
- 検索キーワードを混ぜる: 最近はTikTokで検索する人も多いので、「大阪 ランチ」「30代 スキンケア」など、見つけてほしい言葉を自然に入れます。
- コメント欄へ誘導: 「続きはコメント欄で!」と一言添えるだけで、交流が生まれます。「次へのアクション」を迷わせないことが重要です。

制作会社がサポートできること
制作会社は、単に見栄えの良い画像を作るだけではなく、こうした「SNSからWebサイトへ」という一連の流れ(導線)を設計する役割も担っています。
客観的な視点から、「どの情報を、どのような優先順位で配置すれば、ターゲットに正しく伝わるか」を論理的に組み立てることで、日々の発信がより効果的なものになります。
自社の強みをどう言語化し、どう視覚化すべきかを一緒に整理するパートナーとして、制作会社を活用していただければ嬉しいです。
まとめ:丁寧な情報発信が信頼を築く
SNSの概要欄は、発信者の意図を言葉で補足し、ユーザーとの距離を縮めるための大切な場所です。 読み手の状況を想像して構成を整えるだけで、これまでの投稿の反応が少しずつ変わっていくはずです。
「自社の発信が、うまくサイト誘導に繋がっていない気がする」
「概要欄も含めた、全体のデザインの統一感を見直したい」
そう感じた際は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。