SNSは「60点」でも良い?無理なく継続してファンを作るコツ

「今日こそはSNSを更新しなきゃ…でも、載せる写真がない」
「気の利いた文章が思い浮かばなくて、結局スマホを閉じてしまった」

日々の業務に追われながら、会社のSNSアカウントを運用するのは本当に大変ですよね。
「もっとキレイな写真を撮らなければ」「完璧なデザインで投稿しなければ」というプレッシャーを感じてはいませんか?

実は、企業のSNS運用において、毎回100点満点を目指す必要はありません。

今回は、肩の力を抜いてSNSを続けられる「60点のすすめ」についてお話しします。


完璧すぎる投稿よりも「人間味」が愛される

「企業のSNSだから、きちんとした写真を使わなければならない」と思っていませんか?

実は、SNSを見ているユーザーの多くは、宣伝色の強いキレイすぎる広告よりも、「中の人の顔が見える投稿」「手作り感のある発信」に親近感を抱く傾向があると言われています。

プロが撮った商品写真も素敵ですが、時には以下のような投稿の方が反応が良いこともあります。

  • スマホで撮った、社員の何気ない笑顔
  • ちょっとした制作の裏側や、失敗談
  • 季節の挨拶などの、たわいない雑談

多少写真が暗くても、文章が短くても大丈夫です。
そこに「人間味」があれば、それは立派なコンテンツになります。

「完璧で隙のない企業」よりも、「一生懸命さが伝わる企業」のほうが、応援したくなる心理(ファン心理)につながるといえると思います。


「完成品」だけでなく「プロセス」を見せる

投稿ネタに困ったとき、つい「完成した商品」や「決定したニュース」ばかりを探していませんか?

実は、読者が本当に知りたいのは、結果だけでなく「そこに至るまでの物語(プロセス)」だったりします。

  • 新商品のアイデアを練っている最中のメモ書き
  • 散らかったデスクで試行錯誤している様子
  • 発送作業を頑張っている社員の背中

これらは、皆様にとっては「当たり前の日常」かもしれませんが、お客様から見れば「信頼できる仕事ぶり」の証です。

わざわざ撮影セットを組まなくても、今目の前にある「仕事の途中経過」をスマホで撮るだけで十分です。
「今、こんな準備をしています!」と伝えるだけで、立派な予告編になりますし、何より素材探しに困らなくなるのではないでしょうか。


「毎日更新」じゃなくても大丈夫

「SNSは毎日更新しないと意味がない」という言葉をよく聞きますが、それで疲れて辞めてしまっては元も子もありません。

無理をして1ヶ月だけ毎日投稿するよりも、週に2〜3回でもいいので、半年、1年と続けることのほうが、信頼の蓄積につながります。

「今日は忙しいから、挨拶だけの投稿にしよう」
「ざっくりとした内容だけど、とりあえずアップしよう」

それくらいの「ゆるさ」を持って取り組むことが、長く愛されるアカウントを育てるコツのような気がします。


制作会社の役割

私たち制作会社は、バナーやWebサイトを作るだけでなく、お客様が「無理なく発信を続けられる環境」を整えるお手伝いもしています。

「スマホで撮った写真でも、キレイに見えるテンプレートを作ってほしい」
「どんな投稿をすればいいか、ネタ出しの壁打ち相手になってほしい」

そんなご相談も大歓迎です。
お客様の負担を減らしながら、御社の魅力が一番伝わる方法を一緒に考えていけたらと思っています。


まとめ

SNSの発信は、お客様との「会話」のようなものだと考えています。
会話をする時に、毎回完璧な原稿を用意する人はいませんよね。

少し言葉が足りなくても、写真が少しブレていても、あなたの会社らしい「想い」や「空気感」が伝われば、それは100点の投稿と言えると思います。

まずは60点を目指して、気楽に投稿ボタンを押してみませんか?
もしお困りのことがあれば、お気軽にご相談いただければと思います。