「インスタグラムに出てくる青い『投稿を宣伝』ボタン、気になって押してみたけれど……正直、効果があったのかよく分からないんです」
インスタグラムの「投稿を宣伝」機能はスマートフォンひとつで簡単に広告が出せる便利な機能ですが、やってみたものの「いいね」が数個増えただけで、肝心のお問い合わせや来店にはつながらなかった、という経験をされた方は少なくありません。
実は、成果が出ない原因は「広告の設定」ではなく、「見せている画像(クリエイティブ)」にある場合がほとんどだと言われています。
今回は、インスタグラムの「投稿を宣伝」機能の基本的な仕組みと、広告費を無駄にせず成果を出すためのポイントについて解説します。

そもそも「投稿を宣伝」とは
どんな機能?
普段の投稿の下に表示されている「投稿を宣伝」という青いボタンは、あなたの投稿を「お金を払って、フォロワー以外の人にも強制的に見てもらう」ための機能です。
通常、インスタグラムの投稿はフォロワーにしか届きませんが、この機能を使うと、年齢や地域を指定して、まだあなたのお店を知らない人のスマホ画面に投稿を表示させることができます。
本格的な「広告マネージャ」という管理画面を使うよりも操作がシンプルで、スマホだけで数分で設定できるのが最大のメリットです。
広告効果を左右するのは
「設定」より「画像のデザイン」
「投稿を宣伝」でしっかりと集客効果を出すためには、「広告専用にデザインされた画像」を用意することが大切です。
以下の3つの要素がデザインに入っているかが重要だと言われています。
1. 誰に向けたメッセージかが一目でわかる
スマホのスクロールは非常に高速なので、パッと見た瞬間に「これは私のための情報だ」と思わせる必要があります。
写真だけでなく、「腰痛にお悩みの方へ」「大阪でランチをお探しの方」といったターゲットを呼びかける文字(キャッチコピー)を画像内に入れるだけで、反応率は大きく変わります。
2. メリット(ベネフィット)が可視化されている
その商品やサービスを使うとどうなるのか、という「未来」を伝えることが重要です。
例えば、単に施術中の写真を載せるだけではなく、「初回50%OFF」「たった1回で変化を実感」といった具体的なメリットを文字で強調し、興味を惹きつける必要があります。
3. 次のアクションが明確である
「いいな」と思っても、どうすればいいか分からなければ離脱されてしまいます。
「画像をタップして詳細へ」「ご予約はプロフィールから」といった誘導を入れることで、お客様の迷いをなくすことができます。

制作会社の役割:クリックされる
「勝ちバナー」を作る
制作会社はただ綺麗な画像を作るのではなく「どの層に向けて広告を出すのか」をヒアリングした上で、「その層が思わず指を止めてしまうデザイン」を設計します。
- 文字の可読性: スマホの小さな画面でも読みやすいフォント選びと配置。
- 配色の心理効果: 信頼感を与える青、購買意欲をそそる赤など、目的に合わせた色使い。
- 情報の優先順位: 伝えたいことを整理し、ごちゃごちゃさせずにスッキリ伝える構成力。
本当に効果のある宣伝を行うためには、無料の画像作成アプリだけで実現できない、プロの視点が重要だと考えています。

まとめ:その広告費を
「投資」に変えるために
「投稿を宣伝」機能は、正しく使えば中小企業の強力な武器になります。
大切な予算を使うからこそ、「なんとなく」で終わらせず、しっかりと「集客」というリターンを得られるよう計画することが大切です。
「過去に自分でやってみたけどダメだった」
「これから広告を出してみたいけど、どんな画像がいいか分からない」
そんな時は、ぜひ一度ご相談いただければと思います。