問い合わせが来ない原因は導線不足?ユーザー目線でわかる改善ポイント

「ホームページやLPを作ったのに、なかなか問い合わせが増えない」
そんな悩みを抱えている企業は少なくありません。

実は、その原因は「デザインの見た目」や「情報の量」ではなく、「導線(ユーザーの行動の流れ)」にあることが多いと感じています。
今回は、コンテンツを改善するときに見落としがちな「導線」の考え方と、具体的な改善ポイントについてご紹介したいと思います。


そもそも「導線」って何?

「導線」とは、ユーザーがページを見たときにどんな順番で情報に触れ、どこに進むかという“流れ”のことです。
リアルなお店で例えるなら、「お客様が店内を歩いてどの商品に注目し、レジに向かうか」という動きと同じです。


問い合わせが来ない原因の多くは
「迷い」にある

「資料請求ボタンが分かりにくい」「どこから問い合わせればいいか分からない」といった小さな迷いが、ユーザーの離脱を招きます。

  • 情報が多すぎて目的がぼやけている
  • CTA(問い合わせボタン)が目立たない
  • 手順が複雑で面倒に感じる

こうした「迷い」を減らすことで、問い合わせ数が自然と増えることが期待できます。


「導線」を見直すためのポイント

1. 目的を一つに絞る

「お問い合わせ」「資料請求」「来店予約」など、最も叶えたいアクションを一つに決めることが大切です。
あれもこれもと並べると、ユーザーは結局どれを選べばいいのか分からなくなります。


2. CTAボタンの位置とデザインを改善する

CTA(Call To Action)ボタンは、ユーザーが最後に行動を起こす大切なポイントです。

  • ページの途中や最後に適切なタイミングで配置する
  • 色や形を目立たせる
  • クリックした先の流れをシンプルにする

3. 情報の順序を整理する

「誰に向けて」「何を伝えて」「どう行動してほしいか」を明確にします。
例えば、

  1. 共感を得る問題提起
  2. 解決策(サービスや商品の強み)
  3. 実績やお客様の声
  4. 行動を促すCTA

この流れを守るだけで、読みやすさと理解度がぐっと高まります。


「余白」や見た目の工夫も大切

文章やボタンを詰め込みすぎると、見た目がごちゃごちゃして迷いやすくなります。
適度な「余白」を取り、視線の流れをコントロールすることで、行動までスムーズに誘導できます。


まとめ:導線を整えることで
問い合わせは自然と増える

コンテンツ改善というと、「デザインをきれいにする」「情報を増やす」ことに目が行きがちです。
ですが、一番大切なのは「ユーザーが迷わず進めるかどうか」です。

導線を見直すことは、単なる見た目の改善ではなく「伝わる力」を高める大事なステップだと考えています。