集客の最強の武器!小規模ビジネスこそ「お客様の声」をWebサイトに載せるべき理由

「アンケートは集めているけれど、Webへの掲載作業が追いついていないんです…」

お客様とお話ししていると、こうしたお悩みをよく耳にします。 日々の業務が忙しい中、アンケートの文字を入力したり、画像を加工してアップしたりする作業は、どうしても後回しになりがち。

しかし、せっかくいただいた感想をそのまま眠らせておくのは、実は非常にもったいないことだったりします。

今回は、なぜそこまで「お客様の声」が重要なのか、手間をかけてでもWebサイトやSNSに掲載すべき「3つのメリット」について解説します。


「自社の言葉」より
「第三者の言葉」の方が信じられる

私たち人間には、「売り手の言葉よりも、利害関係のない第三者の意見を信じやすい」という心理傾向があります。

例えば、初めて行くラーメン屋さんを探している時を想像してみてください。

  • お店の看板:「世界一うまい!こだわりの味!」と書かれている。
  • 食べログやGoogleの口コミ:「今まで食べた中で一番美味しかった。スープが絶品」と書かれている。

どちらを見て「行ってみよう」と決めますか? 多くの方が、後者の「口コミ」を参考にするのではないでしょうか。

企業が自ら「弊社の商品は素晴らしい」と言うのは、ある意味当たり前。 しかし、お客様が「よかった」と言ってくれる言葉には、嘘のない「客観的な事実」としての重みがあります。

これをWebサイトにしっかりと掲載することで、訪問者の警戒心を解き、「ここなら大丈夫そうだな」という安心感を与えることができると言われています。


読者の「不安」を先回りして解決できる

商品やサービスの購入を検討している人は、
「高かったらどうしよう」
「私の悩みは本当に解決するのかな」
「使いこなせるかな」

といった不安を少なからず抱えていると言われています。

そんな時、自分と同じような悩みを持っていた人の感想があると、強力な後押しになります。

「最初は操作が難しそうだと不安でしたが、担当の方が丁寧に教えてくれたので、機械音痴の私でもすぐに使えました!」

このような声が一つあるだけで、「私でも大丈夫なんだ」と、自分事として捉えてもらえるようになります。

つまり「お客様の声」は単なる感想文ではなく、これからお客様になる人の「不安を解消するQ&A」の役割を果たしてくれる、優秀なコンテンツなのです。


プロも顔負けの
「共感コンテンツ」になる

Web集客やSEO(検索エンジン対策)の観点からも、お客様の声は非常に優秀です。お客様は、私たちプロが思いつかないような「リアルな言葉」で感想を書いてくれます。

  • 「〇〇(地域名)で急な雨漏りに困っていたら、すぐに来てくれた」
  • 「子供のイヤイヤ期に、このおもちゃが役立った」

こうした具体的なエピソードが含まれた文章は、同じ悩みを持って検索している人にヒットしやすくなります。また、専門用語ではなく「生活者の目線」で語られた言葉は、難しい説明文よりもずっと深く読者の心に刺さります。


まとめ: 「机の中のアンケート」を表に出そう

「お客様の声」は、広告費をかけずに集客・信頼アップができる、中小企業にとっての最強の武器であり、24時間働いてくれる営業マンだと言えます。

まだ掲載していないアンケートがあれば、まずは数枚だけでもWebサイトやSNSで紹介してみても良いかもしれません。