「広告に“ウソ”がないか?」伝える責任と透明性の大切さ

広告には、「商品やサービスの魅力をできるだけ多くの人に届けたい」という想いが込められています。
ですが、その想いが強すぎるあまりに、実際より大げさに見せたり、あいまいな表現を使ってしまったりするケースがあるのも事実。

私たち制作会社では、日々さまざまな広告づくりに携わる中で、「正確さ」と「誠実さ」の大切さをとても感じています。


「魅せる」と「盛る」は違う

広告表現では、商品の魅力を「わかりやすく」「印象的に」伝えるために、強調表現を使うことがありますが、これは決して悪いことではありません。むしろ、見る人に良さを知ってもらうためには必要な工夫。

しかし、強調が行き過ぎると「実際と違う」「誇大表現ではないか」と受け取られるリスクがあります。
たとえば、機能面での断言的な表現や、比較の文脈があいまいな表現は、消費者に誤解を与えてしまうことも。

「魅せる」と「盛る」の違いをきちんと意識することが、信頼される広告づくりには欠かせないと考えています。


信頼は、一瞬で崩れる

一度「この広告は信用できない」と感じられてしまうと、その企業やブランドへの信頼は一気に崩れてしまい、信頼を取り戻すには時間もコストもかかるため、広告の「誠実さ」は将来の大きな資産になると言えます。

消費者の立場に立って「これは本当に伝わるか」「誤解を招かないか」という視点を持ち続けることが、結果的にファンを増やし、長く愛されるブランドづくりにつながります。


制作現場で意識していること

私たち制作会社では、以下のような点を大切にしています。

  • 効果や特長を過剰に表現しない
  • 客観的な事実やデータに基づいて説明する
  • 曖昧な表現や誤解を生む言葉を避ける
  • 消費者に「ちゃんと伝わるか」を第三者視点で確認する

こうした意識は、納期や成果のプレッシャーがある中でも、ぶれずに持ち続けたいと考えています。


まとめ:「伝える責任」を持つことが、
信頼につながる

広告は「商品を売るためのツール」だけではなく、「ブランドとお客様をつなぐ大切なコミュニケーション手段」

表現を誠実に保ち、「ウソのない情報」を届けることは、消費者との信頼関係を育む第一歩で、その信頼は短期的な売上以上に、長期的なブランド価値を支える基盤になります。

私たちはこれからも、正しく、誠実に、そして魅力的に伝える広告づくりを目指していきたいと考えています。